心の痛みを解消するには

悲しみや憎しみで心が苦しいとき、あなたならどうする?

時間の積み重ね

長年の積み重ねで自分の中に溜まっている気持ち悪さを吐き出してみる。


俺の親父は戦争を体験している。捕虜となりシベリアにも行ったそうだ。
俺が小さい頃から、戦争の悲惨さや捕虜となった生活などを聞かされた。
戦争に参加するときの気持ちは、家族を守りたいと思う気持ちや、
俺は負けない。負けてたまるか。といった気持ちが有ったからなのだと思っている。
親父の気持ちを理解する事が出来るならば、
もっと違った生活を送れたんではないだろうかと思っている。
しかし、経験した事のない苦痛は、活字として考える事しか出来ず、
噛み締める口から血が出る事など想像も付かない。
お互いで気持ちを理解したと感じる事が出来たなら、
戦後の子供たちの考え方もわかって貰えたのかもしれないと思っている。


自分の考え方や気持ちを理解して貰う事で個人の持つストレスが減るのではないのか?
理解しあったからといって賛同して欲しいわけでも賛同するわけでもない。
いろんな考え方があって、違う考え方と交わったときの対処法を理解したいだけなのだ。
理解したときにお互いのストレスが減って、
争う事など必要がないとの結果を出したいのだ。


極端な例を出すと、
テロを起こす方々の考え方を理解し、行動が間違っている事を結果として出したい。
死を伴う事が間違っていると思っていて、それだけは許す事が出来ない。
間違った行動を起こすのが、お互いの理解が足りない事も関係しているのでは?
という考えが拭えないでいる。
理解したからといって行動が起こらないという事ではなく、
行動が起こらない結果を出すために理解が必要なのでは? と考えている。


理解して、対話して、何を選択するのか。
こういった時間が多く必要なために、時間を作る必要がある。
楽な生活を求めるあまり、大切な時間を見失い、
結果が悪い方向に向いてないだろうか。
振り返る事も大切な時間だとしたら、時間がいくら有っても足りない。
時間のバランスがとても重要だと最近は思っている。
自分を擁護する時間を消費したなら、他を擁護し自身を反省する時間も必要。
どの気持ちの時間の時に対話しているかも考えなくてはならないのだろう。
自然と出来るようになるまでに、どれぐらいの時間が必要になるのだろうか。